都営アパート手摺取替工事(溶接タイプ)
ご訪問ありがとうございます 😀
施工管理部バルスター課 最年長の佐々木です 😎
今回は都営アパートの溶接タイプの施工手順を紹介させて下さい。
【施工前の状況】
【先行撤去】
手摺笠木上の方立を撤去します。
【天井 モルタル補修する】
新規方立の天井支持金物が既存の位置と同じになる可能性があるため、取替作業をする前に先行して補修をします。
【柱脚部のハツリ(新規方立・支柱の取付け位置)】
ハツる範囲にコンクリートカッター入れ周囲との縁切りし、その部分をハツリ取ります。
カッター入れ時は、大量の微粉やホコリが発生するので集塵機を使用しています。
廊下側の住戸窓を閉めてもらいます。
【既存の手摺撤去】
手摺のパネルが連続している場合は部分的にパネルを抜き取り、手摺を切断します。
パネルにアスベストが含有されている場合は、パネルに噴霧湿潤し飛散対策をとります。
勿論、保護具各関係は着装し、アスベスト有資格者に作業を行ってもらいます。
気を付けることは、歩行者との接触による怪我です。
作業時は通路の確保が重要となります。
荷揚げ、荷降ろしの時、手摺は長さ・重量物の条件を考え、完全に行うことを重視します。
【ベースプレートの設置】
穿孔時、既存埋込みプレートや鉄筋当たりに気をつけます。
打設時は、敷きモルタルの盛り厚み等を考えて、金属拡張アンカーの出を調整します。(ベースプレートよりネジ山がナットより3山出るように気配ります。)
アンカーの打設が済んだら、一度ベースプレートを取外します。
【敷きモルタル充填】
モルタルを攪拌するときは防水剤も混入します。
ベースプレートの裏面には、防錆・防食ポリマーセメント材を塗布します。
再度、ベースプレートを敷きモルタルの上に密着するようセットします。
柱脚部足下は最終的にはモルタルで隠蔽されてしまうので、施工不良や手抜き施工は出来ません。
【製品建込み】
方立て上部の支持金物を取付け、端部から順次手摺を吊り込み、仮連結をする。(端部に壁支持金物が取付く場合はアンカーを打設して支持金物を取付けておく。)
【柱脚部溶接】
アーク手溶接によるすみ肉溶接(全周溶接)
火花養生をし、消火器も用意します。
溶接は有資格者で「アーク溶接業務」の安全講習を受けた者。
溶接後、スラグを除去し、確実に溶接されたことを確認します。
溶接後は2時間程度残り火確認の待機時間を要します。
【水平・垂直・レベル確認】
水平・垂直及びレベルを調整確認します。
各所のビス、ボルトの締付け等が正規通り施工されているか確認します。
【手摺取替完了】
既存手摺撤去から手摺取替完了までの、この一連の作業を当日一日で作業します。
大変忙しい流れですが、職人さんには作業分担をしてチームワーク良く取替作業を消化してもらっています!
居住者の方から「きれいになりました」「ありがとう」の一言で疲れも吹き飛びます。
これからも地に足の着いた仕事に励もうと思います!!
現場仕事だと、終了時間も割合早いので時間を利用して、いろいろ勉強ができますよ 🙂
ちなみに、私は仕事終わりに数人のメンバーとお酒を嗜みながら勉強会を開いています。
帰りが遅くなると、いつも降りる駅を通り越してしまい、『夜の小さな旅』をしてしまうこともあります
健康に留意して、体調に気をつけて過ごそうと思っています!
サッシ、玄関ドア、手摺の改修工事を行っております。
管理組合様・設計事務所様・ゼネコン様、ぜひ、三和アルミ工業株式会社までご相談くださいませ!