結露問題2
ご訪問ありがとうございます 😀
施工管理部ファサード設計課の今井です!
これから蒸し暑くなる日が増してくると思うので、
1年以上前に書いた結露の話の続きを。。。
夏の結露は、窓ガラスの表面など家の中で発生する冬型の結露と違い、建物の基礎部分や壁の中で結露を起こします。
梅雨時などは特に、夜になって冷えた基礎に湿った空気が触れて結露します。
夏の結露は高温多湿の外気の影響を受けますから、冬の結露とは違い、その水分量には際限がありません。
そこが夏の結露の怖いところです :c
新築時など、木材がまだ完全に乾いていないときは湿度が高くなると、中に含まれていた水分がにじみ出て温度の低い場所で結露する事があります。
木材部の結露は、木が腐ったり、一緒に入っている断熱材が湿ってしまい、熱性能などを失うなどの問題を引き起こす可能性があります。
冬型の結露は壁や窓ガラスの表側に発生するので、
「表面結露」と呼ばれています。
冬型の結露は目につきやすいので、結露対策も早急に対応できるのに対し、夏型の結露は目に見えない内側で発生するため、カビやダニが発生してから気付くパターンが多いようです。
梅雨時になると特に湿度が高くなるため、結露対策としては
水蒸気の発生を抑える事 と 水蒸気の排出を行う事 です!
常時換気など自発的な換気を取り入れないと、室内に湿気が滞留してしまいます 🙁
特に、本棚やベッド、ソファーなどの家具を壁にぴったりくっつけて配置している場合は、わずかな隙間に水分を含んだ空気が滞留し、それが家具や壁に吸収され、カビが発生しやすくなります。
市販されている湿気取りのシートなどは水蒸気は吸収してくれますが、元の原因をなくしているわけではありませんので、湿気を留めない対策が必要となります!
壁面との隙間を2cm以上あけて風通しを良くする事が対策となるようです!
また、本は湿気を吸い込みやすいので、天日に当てたり、風にさらすのが有効だそうです。
年間通して一番湿気がこもる場所は浴室や洗面所です。
以前にも書きましたが、窓を開けたり換気扇をまわすなどの日ごろの対策が重要です!
お風呂のあとはスクイージーなどで水滴をとってしまうか、タオルで拭いてしまうなどして、湿気を留めておく時間を短縮することでカビの発生を抑えることができます。
一般的に温度15度以上、湿度75%以上になるとカビが発生すると言われています。
エアコンの除湿や換気扇をまわすなどの対策で75%を下回ることが出来るそうです。
重要なポイントは、
・空気を滞留させない(換気する)
・室内での水蒸気の発生を抑える
・水蒸気の排出を行う(拭く、除湿する)
あまり窓とは関係ない話になりましたが、夏冬関係なく、一年を通して結露対策をしていかないとダメなんですね。
サッシ、玄関ドア、手摺の改修工事を行っております。
管理組合様・設計事務所様・ゼネコン様、ぜひ、三和アルミ工業株式会社までご相談くださいませ!